デジタルライフ:絶え間ない改善、タッチスクリーン技術

February 16, 2017 in Smart Tips by Hee Jin Kim
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技術というものは、実現したとしても継続的なイメージの改善を続けなければ忘れ去られるものなのかもしれません。そしてその運命を決めるのは、想像を現実に変えるような革新的な開発と、技術面のアップグレードかもしれません。ここで重要なのは、高度なパッケージングは、エレクトロニクス業界が機能とスタイルを継続的に改善し、より薄い製品を実現するために不可欠な革新的なツールであるということです。

タッチスクリーンディスプレイは私たちの現代生活を支えるものの一つですが、それは単なる「タッチ」のレベルに留まりませんでした。タッチスクリーンディスプレイの技術は絶えず改善され、世界的大企業だけでなく小さな会社からのアイデアや実績こそが注目に値します。

その一例が、アメリカのスタートアップ企業Tanvasが世界最大の電子機器展示会CES 2017において展示したタッチスクリーン技術です。このタッチスクリーンディスプレイは、モバイル機器によってモノの質感に触れ、また感じることができるのです。この方法は指先とスクリーン表面に作用する力をリアルタイムに制御するもので、タッチスクリーンをタイプしながら振動を感じることのできる触覚フィードバックから進化した技術であると言えます。

▲日常生活に使用されるスマートウォッチ(写真提供:Pixa Bay https://pixabay.com)

 

日干しレンガや繊維などさまざまな質感を感じることができるため、この新技術はデジタルライフの多くの領域で使用されることが期待されます。それはショッピングのような領域ではおそらく必須のものとなり、またタッチを通じて世界と触れ合う必要のある、たとえば盲目の方たち、にとっても有用なツールになる可能性があります。

▲Echo、Amazonのスピーカーシリーズは7インチのタッチスクリーンを搭載して発売されることが予測されています(以前のバージョン)(写真提供:Gitae Kim https://www.flickr.com/photos/withpress/30658769815)

 

もちろん、世界的な大企業はタッチスクリーンに関する多くの技術アップデートにおいて競争を続けています。特にAmazonは、希望するコンテンツを呼び出すためのコマンドをスクリーンに表示するスピーカーの開発で大いに注目を集めています。本製品はタブレットサイズのタッチスクリーンが搭載されると言われています。7インチのタッチスクリーンおよび人工知能(AI)Alexaをベースにしたこのスピーカーは、ユーザーのために多くのタスクをこなすことができます。情報技術(IT、AIおよびタッチスクリーン)の最近の傾向は、さまざまな既存のものが集結して、ユニークで便利な最先端製品として生まれ変わるというものです。このタッチスクリーン付きスピーカーは、サウンド、視覚および触感を通じてニュースや天気予報などのさまざまなコンテンツを取得するのに役立ちます。タッチスクリーンと高品質スピーカーの技術的な組み合わせを、消費者はどのように捉えるでしょうか。およその察しはつきます。

タッチスクリーン技術はスマートフォン市場では長期的にメジャーなトレンドでしした。音声認識やAIの開発により収束するのではとの予測があったにも拘わらず、同技術は現在は進歩した状態にあり、新世代のスマートフォンに適用される準備が整っています。折り曲げてぺしゃんこにできるフォールダブル(折り曲げ可能)スマートフォンの開発および商用化は目前に迫り、そのために最適なタッチスクリーンの開発も活発です。

折り曲げ可能なスマートフォンはほとんどベゼルレスであり、さまざまな角度で折り曲げることができます。そのため、タッチスクリーンには柔軟性と可鍛性が求められます。それらは、多くの会社がどんな曲面にもマッチするように外観を変更できるタッチスクリーンの量産に注目している理由にもなっています。

▲タッチバー付きタッチスクリーンを実装できるMacBook(写真提供:Pixa Bay https://pixabay.com)

 

別のアプローチでは、タッチスクリーン技術の直接適用、搭載およびアップグレードなどを超えるものもあります。ほとんど魔法のようなものですが、小さなツールがフラットスクリーンディスプレイをタッチディスプレイに変えることができるのです。これを適用できる製品の一つがAppleのMacBookです。超音波を送信するスティックによってタッチを認識できるタッチバーを搭載したMacBookではタッチスクリーンを体現できます。このタッチバーの名前は「AirBar」。これは既存のファンクションキー、画面の明るさ調整、音量などのタッチ制御に対応します。

自動車産業で使用される現在のタッチスクリーン技術はさらに畏怖の念を起こさせるものです。それは「仮想」タッチスクリーンの導入です。BMW HoloActive Touchシステムでは、ホログラムにタッチすることでさまざまな機能を制御できます。またこれによりデジタルライフはさらに輝かしいものになると期待されています。このタッチシステムは物理的に手を触れる操作を必要とせずに車のインターフェイスを制御しますが、視覚や触覚などの既存のタッチスタイルに慣れている利用者のために検討すべきことがあります。タッチパッドやハンドルがなくても、指先で空中に浮かぶ仮想タッチスクリーンを制御することで車を運転できることになります。

▲タッチスクリーン技術はすでにデジタルライフに深く関わっている(写真提供:Pixa Bay https://pixabay.com)

 

タッチスクリーン技術は、単に手で触れてそれを押すという従来の方法をはるかに超えて進化しました。多くの物体の質感を表し、AIと協業し、またディスプレイが付属しない場合には別のツールによってタッチスクリーンを実装することもできます。さらに、今では物体は仮想スクリーンへのタッチにより移動することができます。

タッチスクリーンは過去の遺物として消えることはありませんでした。その理由は技術が中断することなく絶えずアップグレードしてきたからです。しかし現在の技術は最終製品に適用されるには至っていません。現在「タッチ」のコンセプトは何かに触れるという単純な意味を超えて、聴き、話し、また思考するスマートAIにまで進歩しつつあるようです。次の段階では何が生まれるでしょうか。

著者Heejin Kimフリーランスのコピーライター、編集者、作家、PTとコンテンツのプランナー、コラムニストです。彼女は長年さまざまな会社に籍を置きながら、オン/オフラインでの記事広告、雑誌や他のマスメディアなど、さまざまな分野の書物、文章に携わってきました。どのような職位にあっても、その行間に刻み込む夢を届けるため、活き活きと呼吸をするような文章を目指しています。