デジタルライフ:ベゼルレス、スタイリッシュな
デジタルライフのために

March 16, 2017 in Smart Tips by Hee Jin Kim
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ベゼルレス技術、別名エッジレスデザインは世界的トレンドになりつつあります。デジタルライフに関心がある方はお聞きになったことがあるかもしれませんが、そうでない方には聞き覚えのない言葉かもしれません。しかしながら、この言葉の背景にある本来の意味は比較的理解しやすいものです。

▲ LG ベゼルレス スマートフォン G6(写真提供:LG Electronics https://www.flickr.com/photos/lge/32347489043)

ベゼルとは、スマートフォンやテレビなどの画面の周辺部分を指します。スマート機器の中にはスクリーンパネル以外に多くのパーツが入っているため、ベゼルが必要です。さらに、画面を保護する材料および画面の縁もベゼルという用語に含まれる場合があります。そのためベゼルレス技術とは、この端を非常に細くし、また同時にディスプレイ面積を他の製品より大きくするというものになります。このベゼルレス技術をさまざまなスマート機器と複合させることによって、より大型でより広々とした画面やスタイリッシュかつクールなデザインが可能になります。

▲ LG ベゼルレス スマートフォン G6(写真提供:LG Electronics https://www.flickr.com/photos/lge/33006430142)
▲MWC 2017でベゼルレスフォンを紹介(写真提供:LG Electronics https://www.flickr.com/photos/lge/33035929891)

ベゼルレスはディスプレイ技術のトレンドであり、スペインバルセロナで開催された世界最大のモバイル製品展示会「MWC2017」ではベゼルレスフォンに多くの関心が集まりました。LGの大型スクリーンフラッグシップモデルであるスマートフォンG6も、そこで展示されたベゼルフォンの一つです。同製品はベゼルの厚さを最小限にし、18:9比率で最大化されたディスプレイサイズを備えているため、左右の端にほとんどベゼルがないかのように見えます。言い換えれば、ディスプレイが前面の全域にまで広がるように設計することで、スマートフォンのサイズを実際に拡大することなくスクリーンが大きくなった印象を作り出すことができます。

ベゼルレス技術のヒントのようなものが、バルセロナにおけるSamsung Electronicsの招待状に現れています。この招待状の中の写真には横のベゼルがなく、そのため多くの人はGalaxy S8はおそらく進化したベゼルレスフォンではないかと推測したかもしれません。3月29日のお披露目イベントで紹介されるGalaxy S8はベゼルが劇的に最小化されており、ベゼルレス技術とデザインに対する期待がますます膨らむと予想されます。

LGやSamsungのベゼルレスの追求について語るとき忘れてはならない一つの会社、それがApple Inc.です。多くのITプロフェッショナルは次期iPhoneはベゼルレスディスプレイを搭載する可能性が高いと推測しています。その10周年記念エディションにAppleがSamsung DisplayのAMOLEDパネルを採用するとのニュースにより、ベゼルの最小化は発展性のあるシナリオとなりました。実際にそうなれば、iPhoneは表面の最下部からホームボタンがなくなり、代わりにタッチスクリーンによるユーザーインターフェイス(UI)が備わるかもしれません。

このベゼルレスのトレンドを最初に紹介した会社は、中国のXiaomi社でした。2017年10月に紹介されたMi Mixは、世界初のエッジレス ディスプレイ搭載スマートフォンというコンセプトで発信されました。このディスプレイは表面積の91.3%を使用し、境界と裏側カバーは黒いセラミック製で、エレガンスとクールさを演出していました。6.4インチで、スクリーンは大型ですがベゼルレス技術のおかげで手に持っても軽く感じられます。

▲ベゼルレスディスプレイを備えたSamsung QLEDテレビ(写真提供:Samsung Newsroom https://news.samsung.com/kr/?p=312622)

ベゼルレス技術はほとんどがスマートフォン業界で語られますが、他のスマート機器でもさまざまな方法でこれを採用しており、画面を大きく見せ、クールでエレガントな印象を与えるようにしています。2018年に発売予定のAppleの10.5インチ画面のiPadはおそらくほとんどベゼルのないベゼルレスデザインを採用するでしょう。Samsungの最高級テレビの一つ、QLEDテレビにもベゼルレス画面が搭載され、きれいな背面デザインをコンセプトにしています。

しかしながら、どんな技術にもメリットとデメリットがあるものです。エレガントでクールなベゼルレスデザインは見栄えは確かに素晴らしいですが、このスタイリッシュな外観には克服すべき課題が多くあります。メリットのあるスペースの広さには、ディスプレイの保護およびタッチ時のエラーの問題があります。したがって、最先端のベゼルレス技術のデザイナー達は機器を安全かつ頑健にする方法も評価し研究しなければなりません。

ベゼルレス製品は折りたたみ可能なスマートフォンおよび他の技術製品に向けての足がかりであり、スマートデバイスの設計を改善することにおおいに貢献するように思われます。また、ベゼルレスおよび折りたたみ可能スマートフォン以降の、前面の最上部から最下部までディスプレイが広がるフルスクリーン技術についてもさまざまな議論があります。

さまざまなスマート製品のディスプレイ技術は、最先端のデジタルライフが今後も留まるところを知らず、絶えず改善が続いていくことを表しています。そのおかげで、私たちは次世代のスマートデバイスのレベルがまったく想像がつかないような時代に生きていると言えます。進歩への熱望が想像を超えるようなものを実現し、またそれは技術的課題の試練から新たなデジタルライフのすばらしい瞬間を提示してくれます。また忘れてはいけないのは、これらのイノベーションはこれまでにないほどの機能性、スタイル、薄型化を求められており、その実現には高度なパッケージング技術が必要不可欠であるということです。

ベゼル「レス」。次は何が「レス(ない)」になるでしょうか。

著者Heejin Kimフリーランスのコピーライター、編集者、作家、PTとコンテンツのプランナー、コラムニストです。彼女は長年さまざまな会社に籍を置きながら、オン/オフラインでの記事広告、雑誌や他のマスメディアなど、さまざまな分野の書物、文章に携わってきました。どのような職位にあっても、その行間に刻み込む夢を届けるため、活き活きと呼吸をするような文章を目指しています。